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２００５北海道の山旅 2005年7月10日から7月20日 |
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２００５年７月、テントをかついでひとり北海道の山を歩いてきた。１０泊１１日になった。 天気に恵まれたのがなによりもうれしい。悪天で「テータイ」することもなく、順調にすべて予定した山を歩くことができた。山は天気がいいのがいちばんだが、出発前と帰宅後の北海道の天気を眺めていると不思議と私が歩いた期間が、偶然とはいえいちばんいいのだから気分がいい。 道中、多くの人に出会い、話し合った。ひとり旅だからそれができる。それに厚意を受けた。一期一会、この言葉をかみしめる年齢になったものだと感じる。 |
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目 次
⇒２００５お花畑特集 【山行の準備】 昨夏の2004北海道の山旅も天気がよかった。大雪の山並み、ニペソツ山の山容、そしてお花畑に圧倒された。すごいお花畑だった。これほどのお花畑が延々と続く様には面食らった。これまでの常識を覆された。高山植物が好きで全国の山のお花畑を楽しんできたが、これほどのお花畑が広がっていようとは想像を超えるものがあった。それだけに感動した。そして来年も北海道へ行こうと決めていた。 2005夏は日高の「カムイエクウチカウシ山」と「幌尻岳」を当初は予定していた。関係のホームページを見ると今年は無理して行かないで来年にしたらという案内があった。それは幌尻岳のことで、2003年の台風の被害で2004年は入山禁止の措置をとったためにこの夏はその反動で多くの人が訪れるであろうし、コースも荒れている、ゲートも工事のために手前に設置されるので林道歩きが長くなるーというわけで、ことし無理に行くこともないだろうという内容だった。素直に従うことにしてカムイエクウチカウシ山もあきらめることにした。（この山行帰宅後、ネット情報で幌尻岳の小屋は連日満員、直近での予約はまず無理だということを知った。やはりパスしてよかったか？） そうなると何処へ行くか。北海道の山ビギナーとしては、はずかしながら百名山でも巡ろうかなと思い立った。昨夏は「旭岳」「十勝岳」「トムラウシ山」を歩いたので残りが「利尻山」「後方羊蹄山」「斜里岳」「雌阿寒岳」「羅臼岳」「幌尻岳」ということになる。「幌尻岳」は上記の事情でこの夏はパスするがほかの５山を登ることにした。 時期は昨夏と同じく７月中旬にした。というのもこの時期だと格安航空券を利用できるからだ。ＡＮＡとＪＡＬの「超割」と「バーゲンフェア」を7月1日から11日まで利用できる。さらにこの後はＡＩＲＤＯの旭川便の「スペシャル」を利用できる。 登山予定のこの五つの山をどう結び、どう移動するかを検討するために交通新聞社発行の「道内時刻表」を購入した。 検討の結果、今夏の予定は１０泊１１日として、行きは「稚内空港」、帰りは「旭川空港」に決めた。格安航空券はいずれも２カ月前に手配し予約しなければならない。２カ月先の天気など予想できないのだから一種の賭けである。その期間毎日雨に降られるかもしれないという心配はあるのだが、格安という魅力には抗しがたい。 格安航空券の手配は５月になる。昨夏の経験があるので手馴れたものだ。だが、だれもがこの時期の北海道行きの格安航空券を狙うので簡単には入手できない。激烈な競争だ。とくに稚内直行便はＡＮＡだけが運行しているのでなかなか入手できない。幸運としかいいようがないのだが、どうにか７月１０日出発の稚内便の航空券を入手できた。１万３千円だ。この値段で稚内へ行けるんだから私のような貧乏人は張り切らざるをえない。次は帰りの旭川⇒羽田だが、これも７月２０日の便が入手できた。こちらは１万円だ。往復２万３千円で花の最盛期のこの時期の北海道へ行けるのだからありがたい話だ。格安航空券の入手方法は、辛抱強くやればできるとしかいいようがない。 道内は長距離バスで移動することになる。都市間バスが発達しているので点と点を結びつけることができるのだが、夜行バスや長距離バスは事前予約が必要なのだが、登山は気象の関係でテータイもあり得るので予約をしなかった。 これで日程の大枠が決まった。１０日に稚内へ行き、２０日に旭川から帰る１０泊１１日の計画ができた。あとは天気に恵まれることを祈るしかない。 HOME NEXT |
