| ２００５北海道の山旅
後方羊蹄山1898㍍ 2005年７月１５日（金）晴れ |
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| 後方羊蹄山に登る。 下山して札幌に向かい、最終便で網走へ向う ７月１５日（金）晴れ 羊蹄山自然公園キャンプ場４：００＝６：００六合目＝６：５０八合目＝８：００（山頂三角点）＝８：１０【後方羊蹄山】８：３５＝１０：３５三合目＝１１：０５羊蹄山自然公園キャンプ場１２：０５＝羊蹄山自然公園バス停１２：４４（バス＠３７０）＝１３：０１留寿都１３：４３(バス＠２０９０）＝１５：４５札幌＝中央ﾊﾞｽﾀｰﾐﾅﾙ１７：３０（バス＠６２１０）＝２３：００網走・ホテルサンアバシリ（泊）
２、７合目過ぎてから樹林帯を抜け出し展望が広がる。お花畑は８合目あたりから目にするようになる。特に羊蹄山避難小屋分岐から火口壁までの斜面は素晴らしく、多くのお花が迎えてくれた。キバナシャクナゲの群生が印象的だ。当然ここはカメラタイムになる。 ３、火口壁の上に出る。写真のとおりの青空が広がる。目の前の大火口をぐるりとすべて見渡せることができる。頂上はここからだとちょうど大火口の向こう側になる。無風で快晴だ。火口壁を周遊する感じで気持ちがいい。火口壁の上を時計回りに頂上を目指す。 ４、京極コースに出会うと、すぐに1８９３㍍の三角点がある。ここにはだれもいない。１８９８㍍の最高地点がすぐ先にある。８時１０分山頂着。先行者が二人いた。ここに「羊蹄山」という山頂標識があった。ほんとうにいい天気だ。ニセコアンヌプリの双耳峰も眼下に見える。あんがい低い山だなというのが印象だ。 次々に登ってくる。たまたま新潟からきた奥さんの２人連れがきた。その一人が田中真紀子さんそっくりで声まで似ている。本人もどこにいてもそういわれるという。確かによく響く声で口調も滑らかだ。その奥さんが上機嫌で周囲を和ませていた。でもやはり頂上は静かにすごしたいのでそのやかましさが鬱陶しくなり距離をおいて座った。 ５、この天気だ。のんびりと頂上で長い時間を過ごしていたかったが、前述のとおり、下山後の予定が気になる。後ろ髪を引かれる思いで８時３５分下山開始。急がなければならない。急いだ。２時間３０分ほどで１１時５分にキャンプ場に着いてしまった。これで１２時４４分のバスの出発に十分間にあう。やればできるものだ。が、なんかもったいない気がしてならない。急いでテントを撤収。１２時５分に羊蹄山自然公園のテン場をあとにする。３０分ほどでバス停に着く。 下山途中で長野の諏訪からきたという人に出会った。一昨日、というからぼくが利尻山に登った日だが、幌尻岳に登ってきたという。たしかに人が多く、ゲートも手前に設置されていて林道歩きが４０分ほど余計にかかるが、雨が少なかったせいか渡渉の水かさは膝下でお花もよかったと満足げに話した。そんなことを聞くとやはり当初の予定通りに幌尻に行けばよかったかなと思いたくなる。その人が言うにはゲートは来年も今年の位置に固定されるのではないかという。楽しみは来年までとっておくことにしよう。 ６、バス停のすぐ近くに名水百選の羊蹄山の水が湧き出している。急いでいくと駐車場は車でいっぱいで、多くの人が大きなペットボトルに水を詰めていて、取水口はすべてふさがり、飲もうとしても飲めない。近くで何十本ものペットボトルにせっせと詰めている奥さんに「飲ませてくれませんか」とお願いするとぼくに場所を譲ってくれた。口に含むとこの水は確かにうまかった。冷たかった。汗をかいた後だからともいえるが確かにうまかった。その奥さんはぼくにわざわざ小さいな５００ｍｌのペットボトル２本にその水を入れて渡してくれた。こんな親切がとてもうれしかった。そのペットボトル２本を持ってバス停に戻るとちょうどバスがきた。車内でごくごくと一本のペットボトルを飲み干してしまった。もう一本は今夜のバスに持ち込むことにした。 １２時４４分発のバスに乗り留寿都に１３時、ここで札幌行きの１３時４３分のバスに乗り換え、１５時４５分に札幌駅前に着いた。 網走行きのバスは札幌駅前のバスターミナルから出るものと思い、乗り場を探すが「網走」行きが見当たらない。バス会社に電話すると網走行きは札幌駅前から出発するのではなく、大通り公園のテレビ塔近くの中央バスターミナルだという。あわててそちらに向かった。 １７時３０分発の網走行きの車内に座ったときはさすがにほっとしたものだ。６時間ほどのバスの旅になるが酒を飲んでうとうとしていたら、予定より早く２３時前に網走駅に着いてしまった。 駅前のコンビニで明日の朝食と昼食を買って、観光協会から紹介された駅前のホテルに入ると、すぐにデジカメとケータイを充電し、お風呂に入り髭を剃った。
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