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２００４北海道の山 ―表大雪～トムラウシ～十勝連峰＆ニペソツ山― 2004年7月14日から7月23日 |
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はじめに 北海道の山（表大雪～トムラウシ～十勝連峰＆ニペソツ山）を２００４年７月１４日から２３日まで９泊１０日で歩いてきた｡家内と２人である｡テントを背負って縦走する。ぼくのザックの重さが２０㌔近く、家内のは１６㌔になった。やはり重い。 この重みに耐えたおかげで喜びは数百倍にもなって返ってきた｡ まずは展望である｡天気に恵まれたので残雪を抱いた山々をくまなく見渡すことができた｡１０日間のうち晴が７日、曇のち晴が２日、雨のち曇が１日で、こんなにうまくいくとは思わなかった｡ 次は高山植物である｡幸運にも最盛期にぶつかったのである。この夏の大雪、十勝連峰の開花は例年より早く７月１５日前後にピークを迎えた。これもラッキーであった｡広大なお花畑が延々続き、贅沢この上ない｡このお花畑を見ると見ないとでは印象がかなり異なったのではないだろうか。 天は幸運を与えてくれた。天気に恵まれて、開花のピークに出合った。ガイドブックにある“この山域の雄大な展望とお花畑の規模は日本一”を実感した。いやあ、ほんと、これほどのものとは思わなかった｡想像を超えていた｡ 当初の計画では７日間で表大雪～トムラウシ～十勝連峰を縦走する予定でいたのだが、１０日間に延長した。というのは東大雪のニペソツ山に登りたかったからである。北海道の岳人が口をそろえてすすめる山だから気になって仕方なかった｡しかし、二ペソツ山に行くには、当初の計画を変更して、縦走の途中でトムラウシ温泉に下山しなければならない。しかし、これで目的の山々をすべて歩くことができる。日程づくりがうまくいったなとほくそえんでいる。 |
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| 目 次 2004年７月１４日（水）十勝岳連峰縦走（１） 2004年７月１５日（木）十勝岳連峰縦走（２） 2004年７月１６日（金）十勝岳連峰縦走（３） 2004年７月１７日（土）表大雪～トムラウシ縦走（１） 2004年７月１８日（日）表大雪～トムラウシ縦走（２） 2004年７月１９日（月）表大雪～トムラウシ縦走（３） 2004年７月２０日（火）表大雪～トムラウシ縦走（４） 2004年７月２１日（水）ニペソツ山（１） 2004年７月２２日（木）ニペソツ山（２） 2004年７月２３日（金）ニペソツ山（３） ※表大雪と十勝連峰のお花畑 事前準備 ●航空券＝夏の最盛期、旭川への航空運賃は高い｡安く行く方法を探ったところ､ＡＩＲＤＯスペシャルがあった。片道１万円だ｡これに決めたものの入手に手間がかかったが幸運にも往復の切符が取れた｡これでひと安心した｡往復２万円とは魅力だ。 ●ヒグマ対策＝熊除けベルと笛を持参した。今回の山行ではお天気が良かったので笛は使用しなかった。 ●防虫対策＝防虫スプレーと蚊取り線香を持参した。北海道は虫が多いと聞いていたが､そうでもなかった｡防虫スプレーは一度しか使わなかった｡テントでは蚊取り線香が威力を発揮した。 ●エキノコックス対策＝北海道では生水は飲めないので簡易浄水器のスーパーデリオスを購入した｡行動時の生水を確保することができた。これは重宝した｡ ●ガスボンベの入手方法＝飛行機にガスボンベを載せることはできないので現地で購入するしかない｡旭川空港では２階の『丸井今井・旭川空港店』で販売している。イワタニ＆ＥＰＩの両方ある｡ 事前に電話で問い合わせをしたほうが安心だ｡電話0166-83-3678 ●宿泊施設＝観光シーズン真っ盛りなので民宿、旅館は予約で満員で、直前には予約が難しいことがわかった。下山時や移動日はテント泊を止めて宿泊施設に泊まった。なんとかうまい具合に泊まることができた｡ HOME NEXT |
