４プランターの組み方
　支柱と誘引

トマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの草丈が高くなる野菜では、生育を促すために、倒伏防止のために、支柱を立て誘引し、ひもなどで結びつけていく。支柱立ては大事な作業なので小まめにやる。

支柱は、草丈が大きく伸びるキュウリやトマトなどには太さ１．１～１．５センチ、長さ１．８メートルぐらい、ナスやピーマンには太さ１．１～１．５センチ、長さ１～１．５メートルぐらいのものを用意する。

支柱はしっかりとコンテナの底まで差し込み、風で倒れないようにする。

支柱は棒状が一般的だ。長さ、太さ、形状といろいろと市販されている。棒状だけでなく野菜の特性に合わせて、らせん状、あんどん型、それにキュウリなどにはネット付きの支柱もある。

キュウリは、太さ1.1㌢、長さ1.8メートルの棒状の支柱3本を使い、上部をひもで結んである。	ナスは、3本仕立てにするなら支柱も3本使う。太さ1.1㌢、長さ１メートル。これをV字に立てる。

保温と防虫対策
防風、防寒、防虫対策には被覆資材を利用するといい。いまや畑栽培では欠かせない資材になっている。これをコンテナ栽培にも応用する。
被覆資材とは、「防虫ネット」「不織布」「寒冷紗」「ビニール」といったものである。これを支柱と組み合わせコンテナをすっぽりと包んでやる。寒さには防虫ネット、不織布、ビニールで、暑さには寒冷紗でさえぎる。

被覆資材は、「無農薬で育てたい」という野菜づくりを始める人の大方の願いをかなえてくれるものだ。だれだって自分の口に入れるものだから農薬を使いたくない。これら被覆資材は害虫対策に効果がある。殺虫剤を使わずに済む。それでも虫は必ずやどこからともなく侵入してくる。見つけたら捕殺する。防虫ネットをかけているから安心だとほっておくと一夜にして無残な姿になるから定期的な観察が必要だ。

「不織布」は軽いだけに、上からふんわりとかけてやるだけで十分効果がある。「防虫ネット」や「ビニール」は直接野菜に触れないように支柱と組み合わせてやる。支柱とネットであらかじめ組み立てたものが市販されている。こんなものがあればコンテナ栽培では重宝すると思う。もちろん手作りでできればそれに越したことはない。

コンテナ栽培の準備