ミニニンジン 栽培カレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 種まき 収　穫 栽培ポイント １、ニンジンをコンテナ栽培するにはミニが適している。畑で栽培している５寸ニンジンなら深さのあるコンテナが必要だが、ミニなら標準プランターでどうにか間に合う。 ２、ニンジンのタネまきといえば７月と８月。今回はタネまき時期が遅いことを承知でやってみた。心配したとおりどんどん気温が下がっていくので生育が遅い。満足のいく結果でないものの、ニンジンらしい形にはできた。 ３、ニンジンで一番苦労するのは芽を出すこと。それもいっせいにそろえることがポイントだ。これがむずかしい。芽がまばらにしか出てこなかったら、迷わず、ためらわずまき直しをする。 ４、ニンジンのタネは光を好むので、土はごく薄くかけ、芽が出るまで乾燥させてはいけない。発芽までは乾燥させないように霧吹きやジョウロなどで水をあげる。 ５、無事に発芽した後の初期の生育は遅い。生育を見ながら間引きを行う。本葉1〜2枚の頃から2〜3回の間引きをして、本葉5〜6枚で株間を3〜5cmにする。間引きするたびに化成肥料を施す。 １種まき ９月２１日。 標準プランターを使用。通常の夏まきから１カ月遅れての種まき。 種は、普通の種とペレット種子がある。普通の種の場合、一晩水に浸してから水を切ってまくと発芽がそろう。 中央に１本のまき溝をつくり、種は厚めにまく。ニンジンは発芽率が悪いから。発芽のポイントは、土はできるだけ薄くかけ、芽が出るまでは表面を乾かさないようにたっぷりと水をやり、発芽するまで新聞紙をかけてやる。 ２発芽 ９月２８日。 これからの作業は間引き。ニンジン栽培で一番大事な作業だ。本葉が出てきたら、元気のない苗や徒長した苗をまず間引いていく。 ３間引き １０月５日。 本葉が出てきた。 １０月１８日。 そろそろ間引かなければならないのだが、まく時期が遅かったせいか、生育やや不良。挽回できるのか。間引き作業はニンジンでは必ずやらなければならない。間引きをしてしまえばあとは通常の管理だけでよい、というのは畑でのこと。プランターではどうなるのか。 １１月１６日。 やはり思った以上に成長が悪い。ニンジンの種まきが１カ月以上遅れたためかと思う。畑同様に遅くも８月中旬までには種をまいたほうがいいだろう。 土をよけてのぞいてみた。赤いニンジンが見えた。地上部の太さは１センチに満たない。どこまで成長するかここまま続けることにする。 ４収穫 １２月１４日。 少しは大きくなってきた。地上部の太さは3センチ弱だ。これなら食べようと思えば食べられる大きさだ。しかし、これ１本だけでほかはまだ鉛筆ぐらいの太さしかない。やはり、タネまき時期が遅れたことが響いた。プランターでも夏まきの適期である８月中旬までに種をまけばニンジンらしいニンジンが収穫できるはずである。 このあたりで栽培をやめて、引き抜くことにした。太さ２．５センチ、長さ８センチ。「ベビー」キャロットというだけにもともと小さいサイズなのだが、それでもわずかに生育が足りないようだ。 コンテナ栽培 準備編　 実際編