ホウレンソウ 栽培カレンダー 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 種まき 収　穫 栽培をはじめる前に １、種をまく前に必ず種袋の裏面の説明書を一通り読もう。このホウレンソウは種をまく前の処理が記載されている。「一昼夜水に浸し、種まき前に清水で水洗いしてからまきます」とある。 ２、ホウレンソウは2月（ビニール保温）から10月まで種まきができるが、家庭菜園では9月中旬から１０月中旬までがいい。秋にあまり早くまくと、育ちは速いのだがさっぱりしすぎて味気ない。 ３、ホウレンソウは霜にあてると、うまみが増す。 ４、ホウレンソウは酸性土壌だと育たない。生育が悪い原因はここにあることが多い。市販の培養土を利用するときはこのことを頭に入れておく。 １種をまく前に タネ袋の説明書に「一昼夜水に浸し、種まき前に清水で水洗いしてからまきます」とある。これは確実に発芽させるためだ。 ２種まき 9月15日。 １）標準プランターを使用した。 ２）用土は、自分で調合したもの、または市販の元肥入り培養土を使う。今回は市販のものを使った。ph調整していない土の場合は苦土石灰を加えて調整しなければならない。 ３）横2列の2条まき。 ４）深さ1センチ程度のまき溝をつくる。 ５）種は厚めにまく。 一晩水につけておいた種。これをまき溝に置いていく。ホウレンソウは発芽率があまり良くないので、種は厚めにまく。少し密植気味かなと思える程度がいい。 ３覆土 種をまいたら親指と人差し指で溝の両側をつまむようにして土をかけていく。 ４鎮圧 土をかけたら、上から手のひらで軽く押さえる。 ５水やり たっぷりと水をやる。これで安心してはいけない。芽が出るまで１週間ほどかかるから、それまでは表面を乾かさないようにする。乾いたなと思ったらすぐに水やりをする。 ６寒冷紗をかける 乾燥を防ぐため寒冷紗をかける。プランターの状態を見ることができる人には不要だ。忙しくて毎日見られない人はこうすればいい。これで種まき終了。 ７発芽 9月20日。 タネまきは15日。発芽はそろったほうがいい。畑では発芽がそろわないときはまき直しをする。 この状態だと、まき直しをしないでもいいと判断。 9月28日。 順調だ。込み合ったところもなく、間引きは必要ないようだ。 10月11日。 まだ弱々しく頼りない。 10月17日。 葉が大きくなってきたが、まだひょろっとした感じだ。 10月24日。 この1週間で葉に力強さが出てきた。寒さにあたるとホウレンソウは肉厚になってくる。 この調子だと来週には収穫か。 10月30日。 さらに大きくなった。収穫は来週まで待とう。 ８収穫 11月8日。 いま収穫できるのだが、このまま引き続き育ててみる。 11月15日。 さらにもう1週間待ってみよう。 11月23日。 急速に気温が低下してきた。寒さにあたるとますますうまそうに見えてくる。 11月29日。 収穫した。 11月8日あたりで収穫できたのだが、寒さにあてるといっそううまくなるので１カ月ほど先に延ばした。見てもわかるとおり弱々しかった葉が厚く強くなった。 こうなると収穫だ。 プランターいっぱいに根が回っていた（写真下右）。 栽培を終えて １、ホウレンソウの栽培は順調だ。最初の弱々しい葉を見て、これは大丈夫かなと心配したのだが畑地栽培と変わらぬ立派な葉に育った。 ２、ホウレンソウで案外とむずかしいのが芽出しだ。プランターでも芽出しがうまくいけば成功したようなもの。芽出しがうまくいかなければ、ためらうことなくまきなおしたほうがいい。 ３、肥料は2週間に一回ぐらいで液肥を与えた。 ４、葉菜類のプランター栽培では、ホウレンソウ、コマツナ、シュンギクなど小物野菜はすべてうまくいきそうだ。 コンテナ栽培 準備編　 実際編