ひたすら待ったトランジット
バンコク空港に到着した｡日本との時差はマイナス２時間｡ここで乗り換える｡ミャンマーまでミャンマー航空を利用するのだが、約３、４時間、ここバンコクで時間をつぶさなければならない｡
時間を持て余した｡夕飯を食べたり､お店をひやかしたりて時間をつぶした｡
やっと出発の時間が来たので搭乗ゲートに移動した｡
でもなかなか搭乗開始のアナウンスがない｡それに説明もないので、みなさんイライラしている。
やっとアナウンスがあった。なんとミャンマーから飛来すべきはずの飛行機がこない、という。
来るべきミャンマー航空のその飛行機はほかに使用されていて、それに代わる同型の飛行機がなく､小さい飛行機が２機飛来するというのだ。
ひたすら時間をやり過ごして待たねばならない。長かった。
結局はバンコクで６時間ぐらい過ごすことになったのだろうか。
乗客は飛来してきた２機に分乗した。
その飛行機たるや日本のＹＳ１１機のように小さい。バンコクまでの日航ジャンボ機と比べるとおもちゃみたいなものだ。
それでも、これに乗るとミャンマーに着くのである。さすがにミャンマーは遠い｡
もう深夜である｡さすがに疲れた｡ぐったりと椅子に体を投げ出した。深夜にもかかわらずお茶のサービスをしてくれた。顔をあげるとミャンマー人のスチュワーデスのこぼれるばかりの笑顔がそこにあった。愛嬌のあるぼくの好みの別嬪さんであった。現金なもので、疲れがいっぺんに吹き飛んだような気分になり、
彼女を目で追った。もうひとりは背が高いすらっとした人で気品があった。
ミャンマーか、わるくないなあー出発前の印象が嘘のように変わった。この単純さがぼくの売りである。
配布された「出入国カード」と「税関申告用紙」に記入。皆さん真剣に取り組んでいた｡
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