霧島山と阿蘇山 地獄温泉

１０月７日（日）〔霧島山〕〔阿蘇山〕 大浪池から韓国岳を見る 湯之谷温泉6:40（R223、1）＝えびの高原駐車場7:35ー登山口8:00ー8:55韓国岳9:20ー一合目10:00ー10:25えびの高原駐車場11:00＝（R30、53）えびのIC11:25＝12:00宮原SA12:55＝益城熊本空港IC13:00＝（R36、206、28、39、111）阿蘇山＝草千里＝15:30地獄温泉 「韓国岳」からこんどこそ高千穂まで縦走したかったのですが急ぎ旅ですからカットです。韓国岳は2度目です。そのときは登山口のえびの高原の国民宿舎に泊まり、宮崎県側にある温泉と蛍の名所を楽しみました。 　 さて楽しみにしていた今晩の宿[地獄温泉]です。前に訪れたときの印象とだいぶ異なっていました。率直なところがっかりしました。この温泉は阿蘇山の真っ只中にあります。ここの露天風呂・すずめの湯は有名です。多くのマスコミに取り上げられました。これがいけなかったのです。１０数年前に宿泊して気に入り再訪したのですが……。 　すずめの湯は泥湯です。混浴です。湯加減もよく何時間入っていても飽きません。湯船の下から湯が湧き出してきます。小さな泡が幾筋もぷくぷくと湧き出してきます。それが空気に触れてはじけるとき、ピチピチと音がします。この音から”すずめの湯”と名付けられたのでしょうか。 　湯船の底にたまる泥が美容にいいということで女性に人気があります。混浴ですが若い女性も平気ではいってきます。底の泥をすくって顔中泥パックをしてお互い笑いあっている光景はおおらかで、こちらの顔もほころびます。それに湯船に身を沈めていると底から湧き出す幾筋もの泡がアヌスをちょんちょんと刺激します。これがいいのです。はじめはこそばゆい感じがしますが、しだいに快感に身をゆだねることになります。 　 阿蘇のふもとの地獄温泉すずめの湯 あの泥湯はどこにいってしまったのか 再訪できたうれしさにすぐに勇んですずめ湯にかけて行きました。ますます人気が出たのか日帰り客でごった返しています。湯につかって、おやっ、とすぐに気が付きました。以前と違うのです。泥湯ゆえに以前はねっとりとした湯の触感がありましたが、どうもさらさらしているのです。湯船の底の泥はどこかに消え、玉砂利が敷いてありました。常連と思われるおじさんに尋ねてわかりました。改修したとのことです。泥が出てこなくなったというのです。それに客も評判の泥をわざわざすくって持ち帰ってしまうとのことでした。 　それに新館ができていました。食事も奇をてらい、ぼくには食べられるものではなく、近くの客も同じことをこぼしていました。 　人気がこの宿の経営をおかしくしてしまいました。あの素朴な宿が近代的経営の”コンセプト”で変貌してしまいました。再訪を楽しみにしていただけにこの変貌ぶりが悔しくてなりませんでした。つい冒頭の言葉が口をついて出てきました。 ・地獄温泉 阿蘇郡長陽村河陽2327　TEL 09676-7-0005 　トップページ　　　次ページ