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種まき
４月下旬から５月上旬。「角オクラ」と「島オクラ」の２種類を作っている。「角オクラ」が一般的だが、わたしのお勧めは「島オクラ」。種は昨年の夏に自家採取したもの。
オクラは移植を嫌う。種まきは直まきかポットまきの２通り。ポットで育てた苗を直まきの欠株の補充に使っている。
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「島オクラ」は沖縄で栽培されているもので、大きくなってもやわらかい。島オクラは角がなく円筒形だ。
種はかたいから一昼夜水につけておくこと。ポットまきの場合はトロ箱に入れてビニールで全体を包み保温してやる。 |
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畑の準備
苦土石灰をまいて耕す。肥料はケイフンと化成肥料を施す。黒マルチを張る。
直まきは、２条まきで条間６０センチ、株間３０から５０センチをとる。 |
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種をまいたら保温のため上からすっぽりとビニールを全体にかぶせる。
いまちょうど芽を出してきたところだ。
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オクラはうまく発芽させたら成功したも同然。これで一安心だ。 |
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間引き
本葉が出てきたら、生育の遅い苗や細い苗を間引いてまずは２本立てに、本葉が４、５枚のところで１本立てにする。
オクラの生育はのんびりしたもの。「大丈夫かな」と心配してしまうほどなかなか大きくならない。こちらもじっくり待つしかない。 |
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追肥
６月中旬から急速に生育が始まる。このギアチェンジが面白い。初期の生育が遅くて何かと心配をかけるオクラだが、ある程度成長すると、それからは目を見張るほど一気に大きくなる。
生育期間が長いので化成肥料を月に一度ぐらい追肥する。
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オクラの花は美しい。ハイビスカスと同じアオイ科の仲間。一日花だ。
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収穫
７月上旬から収穫できる。
花を咲かせると、あっという間にサヤをつける。サヤがかたくならない前に若どりする。畑に行く回数が増える。
これは「島オクラ」。 |
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真夏だと花が咲いて３日ぐらいで収穫できるはずだ。 |
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こちらは「角オクラ」。炎天下の暑さが好きなオクラだけに暑いと収穫量が多い。
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摘葉
収穫時の注意。サヤを収穫したらその下の葉を摘み取る。樹勢の強いものはすべて、樹勢の弱いものは収穫サヤの下葉を１、２枚残す。これは通風や日当たりを良くして病虫害の発生を予防する。それに葉が立て込まないので収穫にも楽だ。
摘葉したところから脇芽が出てくるからすべてかき取る。一本仕立てで育てる。 |
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自家採種
９月に入るとサヤがかたくなってくる。賞味期間はここまでと教えてくれる。そうなると引き抜いて片付けるしかない。しかし、来年の種を採るため畑に数本そのまま残しておく。しだいにサヤが茶褐色に枯れてくる。サヤを切り取り、振るとカラカラという音が聞こえるようになるまでさらに乾燥させる。
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このサヤを割ると中から灰褐色をした種が出てくる。乾燥させて袋に入れ、野菜冷蔵庫で来年５月の種まきまで保管する。 |
