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種まき
作型に応じて多くの品種がある。秋まき専門のわたしはこの青首の「耐病総太り」一本やりだ。作りやすい。９月の第１週にまく。 |
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ダイコンの種まきは点まきだが、わたしの場合は上記のとおり「間引き菜」を取るため条まき、それも厚めにまく。 |
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ウネは２０メートルの長さで、１条まき。ダイコン一袋をすべてまいてしまう。それぐらい厚めにまく。繰り返すがこれは間引き菜をとるためであるから参考にはならない。
一般的は一カ所に４、５粒まき、株間は２０センチくらいだろうか。 |
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種まきの９月初めは雨が降らなくて乾燥していることがある。こんな畑に種をまいても発芽がそろわない。毎朝畑に出向いて水をたっぷり与えなければならない。苦労する。この時期の種まきは雨上がりを狙うのが一番だが、これは神のみぞ知る領域。週末ファーマーはやきもきする。
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病虫害
写真のように芽が一斉に出そろうのを見たときの喜びは大きい。雨上がりのあとのしっとりと濡れた黒い土の中に、緑の若芽が一直線に延びている。これが美しい。見とれるほどだ。だから芽が出そろうことにこだわっている。発芽し、本葉が出てきたからといって安心はできない。本葉が出たところで憎き奴が潜んでいる。害虫だ。ダイコンの芯の中に入り込んで成長点を食べてしまう。 |
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中心部の葉が巻いているようだとそこを開いて観察すると白い小さい虫がいるはずだ。ダイコンシンクイムシ。これにやられると成長ががくんと落ちる。困ったなと舌打ちする。小さいだけに爪楊枝で摘み出すのだがこれが面倒だ。 |
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間引きと土寄せ
害虫と格闘しながら、本葉が成長してくるとほっとする。
待望の間引き菜が取れるからだ。
忘れていけないことは間引きしたら必ず土寄せすること。 |
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これが間引き菜。うまいのは本葉が５、６枚のとき。若ければ若いほど味はいい。おひたしにするのが一番だ。やわらかい茎のしゃきしゃき感、その食感はミツバかなと思えるほどで、とてもダイコンの葉とは思えない。 |
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収穫
種をまいてから２カ月。１０月下旬から収穫できる。これを引き抜く時の快感。まさに食欲の秋にふさわしい。 |
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３本一緒に持つとさすがに重い。 |
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ふぞろいも家庭菜園ならでは。 |
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お勧め
収穫すると待ってましたとばかりに「大阪漬け」を作る。これはサンマを食べるため。おろしではサンマが水っぽくなっていけない。大阪漬けをたっぷりかけて上からスダチを、さらにしょうゆを落として食べるのである。うまい！ |
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保存
タネをすべてをまいてしなうほど作るのだから食べきれないほどできる。畑にはまだまだ残っている。しかし寒さがきびしくなる年末ともなると土から出ている青首の部分が寒さで凍結し、そこから腐ってくる。腐らせるのはもったいない。
そこですべてをいったん引き抜き、葉を切り落とし、土の中に再度埋め戻す作業をする。 |
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畑を掘ってそこに引き抜いたダイコンを並べる。上からワラをかぶせる。 |
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さらに土をかぶせる。これで寒さを防ぐことができる。利用したいときに、そのつどワラの下から引き抜く。こうすると無駄にすることなく３月まで楽しめる。これは知っておくと得をする。 |
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保存食
一部を保存食に加工するのも楽しい。これは切り干しダイコン。１月の寒風にさらすと簡単に上等なものがすぐにできる。 |
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こちらは回し切りにしたものを干しダイコンにした。やはり１月の寒風にさらすといい。
無駄にしないで利用してやると、ダイコンも本望だろう。
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