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額取山1009㍍、大将旗山1056㍍ ２０００年５月２１日(日) くもりのち晴れ |
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【コース＆タイム】２０００年５月２１日 (日） 七十七銀行本店前（集合６：５０、出発７：００）＝仙台宮城ＩＣ＝７：１５菅生ＳＡ ７：２０＝８：１５安達太良ＳＡ８：３０＝郡山ＩＣ＝国道４９号＝県道長沼・喜久田線（２９号）＝９：１０滝登山口９：２５～９：４５分岐９：５５～１１：００額取山１１：５５～１２：５０大将旗山１２：５５～１３：５０額取山１４：００～１４：４０分岐１４：４５～ １５：０５滝登山口１５：２５＝郡山ＩＣ＝１６：００安達太良ＳＡ１６：３０＝１７：２５菅生ＳＡ１７：３５＝仙台宮城ＩＣ＝１８：００七十七銀行本店前解散 週間天気予報を見ると山行日の日曜日は雨、その前日の土曜日も雨。正直のところ困った。気になって毎日天気予報を見るがやはり雨の予報に変わりない。予報官もよほど自信があるのだろう。予報通り土曜日は雨だった。あしたは駄目かなと思いながら、午後5時ごろ（０２４）１７７番に電話を入れる。午後3時発表の予報を聞く。 「２１日の福島･中通り地方は、朝のうち雨は残るがくもり、午後から晴れ」。 予報が初めて雨から曇りに変わった。不安定な天気だが、東北では福島だけ曇りでほかの5県はいずれも雨、ときどき曇りだという。急速に天気の回復が早まっているようだ。これで決まった。 当日の出発時、仙台は夜来の雨があがった。東北道を西へ向かうが、こちらはいっこうに雨がやむ気配がない。むしろ予報に反して悪くなるような印象。話が違う。登山口では小雨。思い思いの雨対策で出発。ガスが低くたちこめている。どうも天気が安定しない。降ったりやんだり。それでも新緑で眩いばかりの気持ちのいい小道が続き、イカリソウ、キクザキイチゲなどのスプリングエフェメラルの世界にこころがなごむ。ツツジは咲いてはいたがやはり早かったようだ。 額取山の山頂に着くとガスの流れはやまないが、それでも雨はすっかりあがり、幸運にもほんの少し晴れ間が見えだした。ご機嫌になり、ここで昼ごはんとする。山頂からはやはり３６０度の展望だが、あいにく南はガスで見えないので、半分の１８０度の展望。北に猪苗代湖が見える。 ゆっくり食事をとって大将旗山へ向かう。天気は回復する一方と思っていたが、稜線でまた雨になる。どうなっているのだろう。大将旗山山頂はガスの中。ただちにもどる。だが、額取山に着くとふたたび雨がやみ、ガスがはれて、こんどは南が見渡せるようになり、高旗山が姿をあらわした。 下山開始。なんと青空が広がりお天道さまが顔を出してきた。予想より少し天気の回復が遅れたようだ。おいおい、もっと早く顔を出してもらわないと困るなあ。帰り車に乗って林道から県道２９号線に出て振り返ると額取山の姿、えっ、と思うくらい、素敵に見えた。シンメトリーなすっきりした形で、見た目のいい山である。 もちろん大将旗山への稜線も見える。最後になってやっと顔をあらわした。すまないという気持ちとお別れの挨拶のつもりか。国道４９号線に入ると阿武隈の山並みも正面に見えてきた。山中の天気が嘘みたいに青空が広がる。天気のめまぐるしい変化に振りまわされた一日であった。 HOME |